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2007/04/01

ガットの張り方(一本張り)

《ガットの張り方講座》
はじめに
別ページに掲載していた張り方を再度掲載します。
参考にどうぞ。

ここでは分銅式のガット張り機を用いた張り方を記載します。
今はEAGNUSなどで3~4万円程度で手に入るようになりました。
またインターネットの普及により海外からの輸入も簡単になりました。この程度でも十分に実用になりますので、ガットを結構張り替える方は検討されてはいかがでしょうか。
EAGNUSは海外メーカーですので、購入の際は半年ぐらいかかってしまいます。
ヤフオクなんかもよく出品されてますよ。


通常(高級張り機)では、固定式クランプとスターティングクランプを用いますが、私の機械ではガット押さえ金具が邪魔になり、スターティングクランプが使用できません。
クランプも手張りなどで用いるフローティングクランプです。またスターティングクランプは別売だったりしますのでスターティングクランプをさらに別に準備する必要があります。そこでスターティングクランプを用いない方法をご紹介します。

※写真をクリックすると拡大表示します。
※内容充実のため、予告なしに加筆修正する場合があります。ご了承ください。


《ガットの張り方(一本張り)》

・必要なもの
ガット張り機、フローティングクランプ(2個)、ニッパー、ラジオペンチ、(千枚通し、メジャー)、ガット、ラケット
ガット張りで準備する道具

1.ガットの準備
まずガットを準備します。一本分入りのガットの場合は10mですのでそのままほどいていて使用します。丸めてあるものを一度全部伸ばすと扱いやすく(絡まりにくく)なります。100mや200mの長巻では張り上げるテンションにもよりますが9mでいいと思います。ちなみに私は20~25ポンドで9mで張っています。100m巻きを購入すると1本分お徳です。

ガットがなくなったら大変!⇒バドミントンガット専科

2.ラケットを機械にセットします。縦方向を気持ちのばし気味にするといいと思います。
しっかり固定しましょう。

3.それでは張り始めましょう。張り始めが一番肝心で、難しいです。固定クランプやスターティングクランプを使えば楽かもしれませんが、簡易版の張り機にはありません。スターティングクランプって値段が結構高いんです。そこで次のようにして張り始めます。

・まずラケット5.5本分の長さをはかり、これをショートサイド、残りをロングサイドとします。
・ラケットの上側の中心から左右にショートサイド、ロングサイドのガットをそれぞれ2列ずつ通します。このときショートサイド、ロングサイドのガットの長さがずれないように仮に千枚通しをさしておくといいでしょう。
ラケットの上のほうに残りのガットがきます。

ラケットの取り付け ラケットの取り付け

・機械の重りを張るテンションに合わせ、ショートサイド、ロングサイド2本いっしょにテンションをかけます。このとき、重りは水平にならないはずです。そのままでかまいません。後でもう一度テンションをかけなおします。
プリテンション

・クランプで左右2本ずつ下からはさんで固定します。位置は上方でもセンターよりでもかまいません。上からはさむとねじれて緩みます。

プリテンション

・おもりを戻してテンションを緩めます。テンションを1ポンド重くしてショートサイドのみにテンションをかけ、クランプをはずします。重りは水平になるように調整します。たいていスプリングクラッチがついていると思います。調整してください。クランプで固定し、テンションを緩めます。

片方テンション

・次にロングサイドをショートサイドと同じようにして張ります。これで中央の4本が張れたことになります。2本同時に引くので少しゆるめになるのを防ぐために1ポンド多めにかけました。
・テンションを元に戻して(張り上げたいテンションにして)左右交互に張っていきます。
1本ずつにテンションをかけていきます。
縦張り

・中心から数えて上側の穴が11個目間で通したら下側は11個目を飛ばして12個目に通します。

縦張り終了

・テンションをかけクランプでとめます。クランプは次の作業を考え、真中ぐらいでとめます。左右同様に行います。
・これで縦糸は終了です。

・次に横糸に入ります。
私はEAGNASの機械に付属していたクランプ(ここではフローティングクランプと区別するためEクランプとします)をスターティングクランプ代わりに用いています。ない方は通常のクランプだけでもできますので後述する方法で行ってください。とりあえずEクランプで説明します。
二つのクランプ

↑Eクランプ(勝手に命名)とYONEXのフローティングクランプ


・まずショートサイドのガットを13個目の穴に通し、ロングサイドのガットを14個目の穴に通します。ショートサイドは下側を、ロングサイドは上側を張ります。
横始め

・ショートサイドのガットにテンションをかけ、ラケット外側にEクランプではさんで固定します。このときクランプとラケットの間にフェルトなどの布をはさむと傷がつかないでしょう。通常のばね式フローティングクランプは力が弱いため無理(危険)だと思われますのでやめたほうがいいと思います。

横仮止め

・次にロングサイドのガットにテンションをかけます。これで横糸が2本張られますので縦糸を抑えていたフローティングクランプをはずして、横糸の上からはさんで固定します。念のため左右両方をとめます。
Eクランプ側は次の作業のため真中ぐらいを止めます。(写真では端にあります)このクランプはEクランプで固定しているのでなくてもかまいません。

横始め

・後はロングサイドを上のほうに張っていきます。横は一本ずつテンションをかけていきます。ガットは縦糸を上下に交互に編むようにして張ります。ガットは2列分を先に縦糸に通してしまい、その後片方だけ張るとガットが通しやすいです。縦糸が浮き上がり、隙間が大きくなるためです。
横二本め

・ロングサイドはラケット上部の縦糸が通っている手前まで張ります。(この時点では縦糸と同じ穴にガットは通さない)
横終了

・次にショートサイド(下側)を張り上げてしまいます。クランプをフレーム寄りに付け直し、Eクランプをはずします。そしてラケット下側に張っていきます。残りのガットで張れるところまででいいと思います。だいたい下から8か9個目の穴だとと思います。

・もしガットが短くなったら、あまりのガットとEストッパで延長することもできます。Eクランプは強力で結構便利です。

ガットを継ぎ足す

(短いなと思ったら、自分のテンションに合わせて、次回はショートサイドを少し長めに取りましょう。)

・最後は縦糸にエイトノット(写真参照)で結んでとめます。私はポンド変更はしていませんが、緩み防止のため最後の一張りは1ポンド上げて張るといいと思います。ラジオペンチなどで引っ張りながら結べばそのままでも問題ありません。ただ余り力を入れると、ペンチで押さえているところから切れてしまいますのでほどほどに。

エイトノット 下終了

・次に上の残り部分を張ります。下と同じように交互に編む様に張ります。中央から8個目の穴あたりまで張ってエイトノットでとめます。結び目は張り終わりに若干緩みますので気合を入れて結びましょう。

上終了 完成

・ラケットを機械からはずし、最後に千枚通しでガットを平行になるように直して完成です。

お疲れ様でした!!

後片付けはきちんとしましょう!




(追記1)
横糸の張り始めをクランプ2個だけで行う方法

縦糸を張り終えた後、ショートサイドを13個目と12個目(縦糸の最後がある穴)にガットを通し(2列になります)テンションをかけ2列一緒に張ります。2本ありますので2本をクランプではさんでショートサイドのガットを固定します。
後はフレーム外側でEクランプを使って固定したときと同様にロングサイドの方を上に張り上げていきます。上の縦糸のところまできたら下のショートサイドに移り、ショートサイドを張り上げ、結んでとめます。
クランプをはずし、ロングサイドの残りを張って終了です。

横別方法 横別方法
横別方法
※横糸を上を張ったり下を張ったりするのは、ラケットの損傷、変形防止です。


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コメント

管理人様と同じ機種を買ってしまいました。
フレーム(ラケット)のサポート方法がもうひとつわかりませんが、試行錯誤しながら頑張ってみます。
ありがとうございました。

当ブログ管理人です。コメントありがとうございます。お役に立てて光栄です。ラケットのサポートですが、4点サポートで、張っている間に変形してサポートを外れることがありますが24ポンドくらいまでなら不安はありません。以前サイドにサブのサポートを取りつけてやったことがありますが、面倒なだけであまり変わりませんでした。購入するのであればv字サポートの方がいいと思います。今はほとんどがv字だと思います。ご参考になれば幸いです。これからもよろしくお願いします。

はじめまして、「バドミントン 1本張り」検索にて辿り着きました。

とても分かり易い手順と画像で、他の方の動画などを見ましたが、理解できなかったのですが、初めて納得しました。

イグナスのHawk26での解説だと思いますが、フレームのサポートに不安はありませんか?
こちらは小学生の息子、娘のラケットに使用します。

突然の不躾な質問、失礼とは思いますが教えて頂けると幸いです。

掲示板への書き込み、恐縮です(不都合でしたら、削除下さい)。
最新の超軽量ラケットのご案内です。

爆発的な人気を頂いているTantrum Light Infinity (タントラム・ライト・インフィニティー)
が、2月9日頃に入荷予定です。

驚異的な軽さ(77g平均)ですが、30ポンドのハイテンションに対応しており、
衝撃的なスウィングスピードと圧倒的な操作性とを是非、ご体験下さい。

これまでの軽量ラケットとは次元が違う軽さです。ネック部分にキックポイント
が設定され、面の返りが鋭く、パワーとキレも申し分ありません。Y社などの
メジャーブランドのトップモデルを凌駕するレベルです。

通常価格13,900円のところ、入荷までのご予約限定大特価1本8,900円(送料別)
でご提供致します。

詳細は以下のショップリンクを参照下さい。
http://badtec.ocnk.net/product/26

自信を持ってお勧め致します。

バドミントンショップ BADTEC
店主:田村

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